Oyster Cardの話
どうも。東京のSuica → 香港のOctopus → ロンドンのOysterと、乗り換えてきました。主です。
ロンドン生活をはじめて早二ヶ月。
この頃痛いほど実感すること。
電車が高い。
THE 辟易。
「キャンパスまで徒歩通学」なんて、泡沫の夢と消えたわけですが…それにしても、寮の最寄り駅から大学がある中心部まで、片道2・4ポンド。朝晩のピーク時になると2・9ポンドに値上げ。
ざっと、往復700〜850円くらいするのです。
東京のように、駅ごとに料金が決まっているのではなく、ロンドン中心部から外に向かって、年輪のようにゾーンが決まっていて、そのゾーンごと・ゾーン内の行き来は一律同じ値段、というシステム。
そんな時、便利なのが学生オイスター。
月91ポンドで、決められたゾーン内のバスと電車が乗り放題になります。ネット上で、大学の詳細や自分の顔写真をアップロードして申請。しばらくすると、顔写真付きのオイスターが郵送されてきます。
91ポンドといえば14000円くらいですから、全く安いわけじゃないけれど…片道700円分をほぼ毎日使うことを考えると、安上がりです。
ちなみに、このカードをたまたま忘れてしまった日の絶望ったらない。
いつも通りカードを入れてるポケットに手を伸ばして、いつも通りの薄いプラスチックの感触を感じないと…
1:まず足がすくむ。
2:まさかと思って再度探す。
3:昨日の飲み会に持って行ったハンドバッグが戦犯と気づく。
4:「なっ…」
5:「一旦取りに帰るか…そんな時間があるのか…ぬぉおっ!」
6:しぶしぶ、デビットカードを出して改札に向かう。
こういう時は、コンタクトレスのキャッシュカードをそのままオイスター代わりに使えるので、それを使って2・4ポンド払うんですがね。
…にしても、高いなぁ。
Tube (地下鉄)の話
Tube、あるいはUnderground。
ロンドンの血管。
地下鉄。
そこそこに便利だし、寮の立地的使わざるを得ないんだけど...東京や香港の地下鉄の良さも感じる。
まずもって狭い。
丸く掘ったトンネルにすっぽり入るように、本当にチューブのような形をしてるんだが、これが狭い。
丸い形にそって、入口のドアもカーブしてるので、よく入口付近に立ってる背の高い兄ちゃんが閉まるドアに頭ぶつけてる。そのときのちょっと気まずい顔を見るのが面白かったりするんだけど。
で、ネットが通じない。
東京メトロとかでもそうかもしれないんだけど、香港ではまずありえないので...結構びっくりだった。
だからなのか、紙の新聞広げてる人を多くみかける。かっこいいなぁ。
で、仕方ないから音楽でも聞くかと...思いきや、走行音うるさすぎて聞けやしない。
さながらセンターオブジアース。
年季の入った車両が30秒にいっぺんくらいゴジラばりに吠えます。キェエエエエエエ!ものすごい響き。
っていう三重苦なので、なんとかオフラインでニュース閲覧できるようにするか、ノイキャンイヤホンを買うかしないとなぁ。
クラブの話
大学生活の一週目Fresher's Weekというのは、とにもかくにも酒と夜遊びの洗礼を受けるものらしい。
いや、一週目にどういう友達ができるかというガチャ的要素もあると思うんだけども…
新入生のFacebookグループには、毎日のように貸切クラブイベントの情報がシェアされる。つまり、クラブですれ違う若者全員、同じ大学。
一週目にあれだけ酒浸りになって、よく二週目から真面目にレクチャー出席する気になれるもんだなぁと思う。聞くところによると、あーいう類の生徒にとってのレクチャーは参加するものではなくビデオ中継をベッドの上から眺めるものらしい(おい)。
とかく。
とある公式クラブイベントからの帰りのUBER。
運:「君たちFabric行ってきたの?」
私:「そうですよ〜」
運:「どうだった?」
私:「まぁまぁ…というか、あんまりクラブに行かないもので、何をもって良いというのかが笑」
運:「まぁあれだな、あそこの音楽はDrugやらないとノレないからな。Drugなしであそこ行ってもつまらんだろ。」
はい!?
私:「え、でも入口でセキュリティチェックとかDrug廃棄場所とかありましたけど!?」
運:「そりゃー、中で売れるようにしてるからだよ」
はいいいいい!?
おい大学よ、あるいは生徒会よ、
Drugで有名なクラブで公式イベント開くなや。
何事もなく帰れてよかったよ…
本当に、自分の身は自分で守らにゃなと思いました。
*もちろん、普通にいいクラブもありますよ。クラブなので百パー安全なとこなんてないでしょうけど。
お酒の話
イギリスでは、お酒は18歳から。
前に住んでいた香港も18歳からだったので、私にとってはそこまでのカルチャーショックじゃないんですが…
それにしても。
飲むなぁみんな。
キャンパス内にバーがあるレベル。
新しい学舎の中庭にガラス張りの入口があって、そこから地下に降りていくと、いっちょ前のバーカウンター。
ちなみにショットは4杯までしか売ってくれないそうで(笑)
新入生限定のクラブイベントがほぼ毎日どこかでやってて、大学公式イベントを名乗るものだけでも相当な数。
遺伝的に肝臓が強いのか〜
とりあえず私は、ウコンの力と太田胃散を、使いうる全てのバッグのポケットに忍ばせております。
チェイサーの水は、全てのバーで無料で提供することが義務付けられているので、頼むのは全く恥ずかしい事じゃないです。
しかし、飲みニケーションのカルチャーがすごい。
日本で18歳くらいの芸能人が未成年飲酒で叩かれてたりするニュースを見聞きすると、モラルって国によって全然違うんだなぁって。
もちろん、
お互いを尊重し、
傷つけあわない。
この根本は一緒なんだけども。
お酒の話から、モラル観まで思考が飛躍する、かおりなのでした。
今夜は、自身2度目のクラブイベントです。
〜ロンドンの大学にとある日本人が入学した話〜The World is Your Oyster.
はじめまして。
ところで初めてのブログに「はじめまして」と書くのは世の慣わしなのだろうか。まだ誰が読んでくれるともわからないのに。あるいはインターネットそのものに対しての「はじめまして」なんだろうか。「Boom boom ハロゥユーチューブ」©ヒカキン氏 みたいなものなのだろうか。
この度、King's College Londonという大学のビジネススクールに入学し、4年間の学生生活を送ることになりました。かおりです。
今までも、趣味関連でブログを書いては挫折して…を繰り返してはきたのですが、自分自身の生活を記録しようとブログを始めるのは初めてです。
俗に言う、「留学生ブログ」というものです。
あくまで飾らない自分が、
ロンドン生活の中でどんな経験をして、
どう感じたか。
どう考えたか。
を記録できる場所が欲しいなぁと思ったにすぎません。
ブログのタイトルは、”The world is your oyster.”=『世界はあなたの思うがまま』、という慣用句から。かのシェイクスピアの戯曲を由来としているそうです。
実際、世界は思うままにはいかないと思うし、そうなって欲しいわけでもない。
ただ、
心の持ちようとして、
あるいは
ロンドンに着いたばかりの今の高揚感、
=「初心」を忘れない意味でも、
ブログにピッタリかなぁと思って。
あと、生牡蠣が好物なもので。(聞いてない)
とにかく、
ぽつりぽつりと、
綴っていけたらなと思います。
まず、自分を見つめるために。
そして願わくば、
この「はじめまして」が、どこかの誰かに届きますように。